更年期障害とヨガ

更年期障害の女性のハタ・ヨガの定期的な練習の心理生理学的効果が実証されたとアメリカの医学雑誌「医療における補完治療」に発表されました。

リサーチでは12週間にわたって88名の女性に対して無作為に、ヨガをするグループ、運動するグループ、何もしないグループに分け絵、更年期障害、ストレス、QOL(生活の質)、うつ、不安を評価したところ、ヨガ実践者は他のグループと比較して、更年期症状、ストレスレベル、うつ症状のスコアがいずれも統計的に低く、QOLのスコアが高いことが示されました。

Complementary Therapies in Medicine,Volume 26, June 2016:128-135

更年期の疲労感、倦怠感、だるい時に効くポーズ

壁に脚を上げる Viparita Karani

激しい疲労感や倦怠感や不眠に悩まされている場合におすすめのポーズです。たった5分でもいいですので試してみてください。たった5分とは思えないほど、神経系がリラックスして、副交感神経系と呼ばれる、休息と消化の反応に導かれます。特に外出から帰って来て、どーっと疲労している時、足がむくんでいる時などなど、万能の速攻お休みポーズです。

ヨガマットがなくても大丈夫。床に仰向けになった時に背中が痛くないように、毛布や座布団で代用してください。床にカーペットがあるなら、直で大丈夫です。

  1. マットの短い方を壁に寄せ、壁の前にバスタオルを折りたたんだものやクッションを置きます。
  2. どんな方法で、この恰好になっていただいてもいいのですが、やりやすい方法は、壁にぴったりとくっついて横向きに体育座りしてから(例:左側を壁側とすると)、お尻をぴったりと壁に付けたまま、右腕を床につきながら寝転がります。壁に足をあげます。
  3. アイピローまたは、ハンドタオルなどを目の上に置き、腕は軽く体から離して手は天井を向けます。寒いとリラックスできませんので、毛布をかけ、靴下を履いてください。ポーズから出るときは、膝を曲げて足を壁につけ、体の片側を倒して、頭が最後に持ち上がるように、ゆっくりと背中から持ち上げて座ります。
STEP3:壁にぴったり寄り添って座る
STEP4:お尻をくっつけたままゴロと横になってから足をあげるとポーズに入りやすい。

私は、このポーズで、ふっと気づくと寝てしまっていることがよくありますが、その後は5分でも長時間休んだような気分になります。お尻の下に敷くものは、自分の好きな高さに調整してください。高めの方が気持ちいいかもしれません。ただクッションを重ねると、横になる際に安定が悪くなるのでに気をつけてください。できれば固くて薄目の座布団を二つに折るか、バスタオルを数枚重ねて折ったものががいいでしょう。敷く場所は骨盤の下です。ポーズに入ってから、お尻を高く上げるのもありです。慣れてしまえば、一瞬でポーズに入れるようになります。

体が硬くて直角姿勢が辛い人は、壁ではなく椅子に膝から下を乗せて行います。

このヨガポーズの効果

足のむくみ、ストレス性の頭痛、疲労、緊張、

このポーズは生理中には避けてください。

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スタジオアクセス

北浦和駅より徒歩1分のスタジオ

JR北浦和駅西口より徒歩1分

  1. 北浦和駅改札を出て左側へ進む(西口)。突き当り右側の階段を降りる。
  2. 「埼玉りそな銀行」沿いを進む。大きな道路の信号に出る手前の左側のトンボビル6F
  3. (1Fは「トンボ歯科医院」さん、3Fは「アウラ学童」さんです。)