北浦和でヨガのクラスを開講して、まる1年になります。おかげさまで11時のクラスは満席で、空きをお待ちいただいている方が増えてきましたので、2023年5月から新たな12時半のクラスをスタートすることにしました。
ヨガに興味はあるけれど、運動はほぼしてこなかったし体が硬いけど大丈夫でしょうか?というお問合せが多いですが、メディカルヨガセラピーは、運動音痴の方でも全く問題ありませんし、体が硬ければ硬いほど、効果をより感じていただける場合が多いです。
2カ月前に始められた70代のAさんは、変形性膝関節症であちこちの整形や整体に通って痛みが治らなかったとのことですが、一度参加されただけで痛みがなくなったとおっしゃられていて私の方がびっくりしています(笑)。半年前から参加されている数年前に脳梗塞を患われたBさんは、数回ご参加されて腕が挙がるようになったと喜んでいただいております。もちろん、全員にこのような即効性があるわけではありません。むしろ、ヨガセラピーは即効性を標榜しませんし、根気よく続けている内に気づくと体の調子が良くなっていたという感じる方が多いです。
ただ、私がヨガセラピーを学んだアメリカでは、補完医療としてのヨガの可能性と効果について多くの肯定的な医学的な研究結果が発表されており、ヨガを勧める医療者が増えてきています。日本でも、私が講師を務める日本ヨガメディカル協会には、最近、医師や看護師さんなどの医療従事者の方が増えてきています。協会の理事である新見医師は「わたしたちがヨガを勧めるのは副作用などの不利益がほぼないから」であり、「医学的な証拠があることだけあっても人は長生きしない、些細なことの積み重ねが大切」とおっしゃっています。
無理をせずに、できる範囲で、呼吸とともにゆっくりと体を動かすことによって、自律神経をととのえ、関節の可動域を向上させ、自己治癒力を高めて行こうとするのがメディカルヨガセラピーです。
一般のヨガのクラスのように体の柔らかさをまったく重視しません。そして誰とも比べません。身体の柔らかさ、関節の可動域にはもともと大きな個人差があります。でも体が元々硬いからと言って動かさないでいると、本来持っている可動域も狭くなって、つまり関節周りの筋肉や靭帯が硬くなってしまって、たとえば歩幅が狭まってしまったり、背が縮んだり、背中が丸まってしまったり、関節がこわばったりしてしまいます。
何歳であっても、どんな方でも行えるヨガですので、どうぞお気軽にご参加ください。