いくつになっても美姿勢をキープする

職業病で前を歩いている人の姿勢をついつい観察してしまうのですが、60代半ばあたりから姿勢が崩れてきている人が多いと感じます。加齢とともに顕著になってくる背中の丸まりは老人性円背(えんぱい)とか亀背(きはい)などとも呼ばれています。原因には以下のようなものがあります。

  • 【骨密度の低下】 加齢とともに骨密度が低下により、背骨の骨が弱くなり、圧迫骨折や骨の変形が起こりやすくなって背中が丸まることがあります。
  • 筋力の低下】 背中や腰を支える筋肉が加齢によって弱くなって姿勢を維持するのが難しくなり、結果的に背中が丸まりやすくなります。特に、腹筋や背筋の筋力低下は、体幹の安定性に影響を及ぼします。
  • 関節の硬化】 年齢とともに関節が硬くなり、柔軟性が失われていきます。特に脊椎や腰椎の関節が硬化すると、姿勢が崩れやすくなり、背中や腰が丸まりやすくなります。
  • 【習慣的な悪姿勢】: 長年の生活習慣や姿勢の悪さが影響し、加齢とともに姿勢がさらに悪化しがちです。特に、座りっぱなしの生活やスマートフォンの使用などで、前屈みの姿勢が習慣化すると、背中が丸まる可能性が高まります。(現在の輪かい人達が高齢になる頃には、もっと円背が増えるのかもしれません。)

これらの要因が複合的に作用することで、背中や腰が丸まってしまうことが多いです。上記4つのどれも努力次第で改善できます。ヨガのクラスというと、柔軟性重視で難しそうなポーズを取りながらストレッチしているだけと思われる方も多いですが、私の教えているメディカルヨガのクラスでは、美姿勢を支える筋肉の強化や、美姿勢で歩くことに欠かせない関節の可動域を向上させることを大切にしています。

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