ゆったりと呼吸をしながら、ゆっくりと動いていくことで、自律神経がととのい深いリラックスを得ることができます。体力や柔軟性、年齢に関係なく、体力の維持向上、病気の予防、姿勢の修正、治療の補完として行うことができます。現在アメリカでは補完治療としてのセラピーとしてのヨガが注目されており、慢性疼痛、うつ、トラウマ、パニック障害、更年期障害や不妊治療、不眠、フレイル予防など、さまざまな分野で科学的根拠が実証され、医療機関内でヨガクラスも行われるようになってきました。
【一般のヨガとの比較】
<一般のヨガ>
- 健康な人が対象。
- 体をポーズに合わせる。
- ヨガのポーズのテクニックを教える。
- フィットネスを目的としている。
- ホットヨガなど自律神経への負担が大きい。
- ポーズありきで外観が重視されがち。
- 柔軟な人が賞賛されがち。
<ヨガセラピー>
- 一人一人のその日の体調にヨガを合わせる。
- ポーズを体に合わせる。
- ヨガのポーズを利用して体と心の両面をととのえる方向へ導く。
- 予防・回復の視点を持つ。
- 自分が気持ち良い範囲で動くので柔軟性は関係ない。
- 自律神経をととのえる。
- 自己回復力のサポート。
たとえば、下の写真のように、椅子や壁やヨガブロックなど、さまざまなヨガのツールを使ってポーズを体に合わせて行きます。